オススメ日本文学(上代から中世編)
こんにちわ。
なんとか卒論の目処が立ち、題目考えてます。卒論の結論が「彼らはビジネスセフレである」という最低なものに仕上がりました。題目の考えがいのある卒論だナァ…
卒論をしていて、普通に楽しく本を読みたい!と思い、何がいいかな〜と考えたところ、名作がいい!となり、自分なりにオススメ日本文学をリストアップしてみました。
『古事記』
これはすごいです。どんだけ長生きすんねん!子供どんだけ作る気やねん!無茶苦茶やん!!とまあツッコミどころ満載。おもしろいです。
中古
『源氏物語』
定番ですね。私的ベストカップルは夕霧と雲居雁なのですが、夕霧も後々なぁ〜…1番好きなのは明石君です。かっこいい。宇治十帖はイライラする笑とにかく、ジーンときます。いとあはれなり。
『枕草子』
清少納言の自賛譚だと思ってる人は何も知らない人です。当時のハイスペック同士の恋愛のやりとりが読める貴重なもの。あー分かるわぁと言いたくなる記述満載。
『無名草子』
源氏物語や伊勢物語、落窪物語などの作品批評や歴史人物の批評を何人かの女性が集まって行なっている風の作品。おもしろいこと考えるなぁと思った。
『とりかへばや物語』
男女入れ替わり物語。これがまたねぇ、ツッコミするしかない。中将が姫(実は男)に言い寄るところとか、中将が少将(実は女)にムラっときて戸惑うところとか、最高。
中世
『今昔物語集』
日本・中国・インドのビックリ話全集。国名を聞いただけでひっくり返りそうになる笑どの話もぶっ飛んでます。お前は仙人か?魔法使いか?神様か?!なお話ばっかりです。
『平家物語』
いやぁ、ほんとに無常だなぁと思う。しかしまあ、平家も源氏もそれぞれの生き残りは大変そうだ…
はい。こんな感じ。
私は個人的に中古文学が好きなので偏ってますが笑
それぞれにいい味があります。やっぱり、時代的に上代は素朴でハチャメチャだし、中古になると雅とあはれをメインにしだすし、中世だと戦が多いこともあって無常観を描き出す。人によってどの時代のどの作品が好きかは異なるだろうなぁ。
ここで大切なのが、中古はただ雅であるだけでないこと。たぶん雅なだけだったら千年も残ってない。雅な部分が引き立つということは、下衆い部分があるということ。下衆なところがおもしろいんです。
とゆうことで、次は近世から近代(室町時代後期から昭和初期)で紹介します。