わたしの好きな街
今週のお題「好きな街」
ちょうどお題と書きたいことが一致してたので。
とうとう明日が卒業式になりまして、わたしの京都での生活もあと残りわずかになりました。
今日は西本願寺参拝してきました。あーこれで大学ばれますね。いやもう、別にいいんですけどね笑
4年間京都に住んで、いろんなことを教わった。楽しいことも、ギリギリなことも、苦しんだことも、友情も、恋も、全部学んだ。幸いなことに、ものすごく嫌なことは無かった。
節約のために悩みながら買い物したスーパーのフレスコ、毎日登った坂、大学の図書館、寮、悩みすぎて徹夜した時にきいた朝五時のお寺の鐘の音、桜の綺麗な鴨川、死ぬほど暑い祇園祭、紅葉の綺麗なお寺、死ぬほど冷たい冬の四条大橋。
全部わたしの4年間の思い出に寄り添っている。
京都は本当にわたしの大切な街です。
卒展いってきたよ
こんばんわ。
あったかかったのにいきなり寒くなって馬鹿野郎と小石を蹴り上げた今日この頃。
先日、京都造形芸術大学の卒展に行ってきました。わたしはここの学生ではないのですが、なぜか友達がたくさんいる。友達曰く、「変なテンションが芸大ぽいんちゃう?」とのことでした。
さてさて。
情報デザイン、映画、漫画、文化に1人ずつ友達がおり、それぞれの作品を見てきました。みんな奨励賞とってる優秀さんばかりでびっくり。ポスター、映画、日本画、デザイン。わたしは国文学科だけど、なにか作りたくなる。わくわくする。
勉強だけじゃなくて、つくる、伝える、残す。
それにすごく触発されたし、その才能を、その熱い想いを羨ましく思った。こんなに熱中したいと思った。
もしも全てを取っ払ってもう一度大学行っていいよって言われたら、芸大に行きたいなぁーと、言い訳がましく言ってみます。
芸術と文学は最高です。
西陣
ほい。こんばんわ。
今回、なかなか行かないエリアの西陣へ足を運びましたとさ。
①西陣さらさ
いやぁ、いい。河原町にあるさらさにはよく行くのでずっと行きたかった。もともとお風呂屋さんだったのを改装してるからめちゃくちゃタイルがいい感じ。ごはんも相変わらずの美味しさでした。
②船岡温泉
実は二回目。ここもノスタルジックなお風呂屋さんで、いつも地元の人や観光客、外国人さん、学生で賑わってる。タイル、橋、屋根、天井、鴨居、全てがオシャレ。お風呂も最高に気持ちいい。地元のおばちゃんとの会話もおもしろい。
③チップルソン
船岡温泉のお隣にあるパン屋さん。全て手作りでこだわりのパンばかりが並ぶ。店主さんとお話ししてたらパンへの愛情がすごすぎてびっくりした。どのパンも美味しそうだけど、今回は食パンを購入。
④八雲食堂
こちらはチップルソンの目の前のご飯屋さん。お昼間っから飲める。月光堂さんの文具が好きで知ってたけど行けずじまいだったのを、思い切っていってみた。
畳にちゃぶ台、大量の漫画、ステレオ、黒板、アコギ、バックパック。昭和と変わらない、だけどどこか進化してる、そんなお店だった。お客さんも店員さんも気さくな方ばかりで、「この丼に煮玉子乗せちゃってええかな?美味しいと思うで!」とか、「ねぇちゃんまた来てな〜」とか。いい大人たちの溜まり場。
いやぁ、大満足。普段こないエリアはやっぱりおもしろい。
何このお店!あ、ここも美味しそう!!うわ〜かわいい〜
そんなことばっかり言ってました。そして西陣は機織りの音がかすかに聞こえてきて、街は変わるけど変わらないんだなと、そこが京都のすごい力だと、そう思った1日でした。
台湾
とうとう3月になってもーた。3月なのに雪がふった京都…おかしい。
さて。3泊4日で台湾いってきました。
小籠包、火鍋、肉まん、朝粥、タピオカミルクティー、麻婆豆腐、東方美人茶、あんまん、炒飯…
明らかに食べ過ぎですね、ええ。
わたしは前に中国にいっており、その際にも敦煌でケバブやら香辛料やらで慣れていたので、味や匂いも全然大丈夫だったのですが、友達2人は「くさい!」「味がすごい!」と騒いでました笑
一番面白かったのはお寺。地元の町のお寺と龍山寺というお寺に行ったのですが、極彩色の瓦屋根に真っ赤な蝋燭、たくさんのランタン。すごい。日本のお寺と違う。長いお線香をもって順番にまわってきました。
九份という千と千尋の神隠しの舞台にもなった街へもいってきました。まあすごい山の中。野良犬がすごい。行く途中、屋根付きのお墓やボロボロな家たちをみて「これだよこれ!これがいいんじゃん!」と一人興奮してました。奥地やら秘境が好きなのです。丸山ゴンザレスさんの
本とクレイジージャーニーが大好きです♡♡
一番驚いたのは、みんなが優しいこと。日本人だってわかったらすぐにいろいろ教えてくれたり、日本語のできる若者がおばちゃんに通訳してくれたり。
京都に住んでて、困ってる外国人さんや観光客をみても、聞かれない限り自分から話しかけたりしなかったなぁ…今度は自分から話しかけよう…と反省。拙い日本語でも、ジェスチャーでも、教えてくれるその気持ちが嬉しかったです。
知らないことはまだまだたくさんあって、旅行にいくと、気づくこと、面白いこと、いろんなことに触れて、成長できるんだなぁと思います。
楽しかった!!!!
嵐山〜
どうも、おひさしぶりです。
めでたく無事卒業決定しました〜パチパチパチパチ〜!!!
てことで、嵐山いってきました。中学からの友達とてくてく。四条大宮から嵐電で嵐山へ!
①嵯峨とうふ 稲
ついて早速ごはん。湯葉丼、白味噌、胡麻豆腐。みんな美味しかった。しかし!我ら愛知県民は白味噌の甘さに頭がついて行かず、プチパニックに陥った。やはり甘い。
②竹林の道
嵐山名物、竹林の道。簡素な、素朴な道。竹の音がして浄化される気持ちに。
③野宮神社
縁結びで有名。すごい人だった。ここで見て欲しいのは鳥居。木の皮のついたまま自然の力を感じる。素朴だけど凛とした佇まい。
④御髪神社
髪の毛の神様。相方がハゲになりませんよーに!と祈ってきた。
⑤祇王寺
ずっと行きたかったお寺。ほんとは紅葉の時期がうつくしいんだろうな
と思いながらも、静かで洗練されたお寺でゆっくり。充分素敵だった。
⑥滝口寺
初めて聞いたしたまたま行ったお寺。滝口の武士と女房の悲恋のお寺。しかしまあ、寂れてる。びっくりした。ゆっくりするのにはオススメかもしれない。誰もいなかった。
⑦嵐電の駅の足湯
なんと嵐電の駅には足湯があるのだ。200円でタオルがもらえて入ることができる。寒かったからすごく気持ちよかった。全身入りたかった。いままで知らなかった…
ちなみに我が愚脚は左手でござる。足が小さい。22.5cm。でも身長は161cm。(どうでもいい)
さあさあみなさん。嵐山〜?そんなん何度も行っとるわい!観光名所すぎるんじゃボケェ!とお思いのそこのあなた!!知らないことってたくさんあって、行ってないところって無数にある。それが「京都」なんです。私だって嵐山はなんっっかいも行ってるのに、まだまだ全然行けてない。すごいとこだよ京都。
てな感じでございます。
ようこそ京都へおこしやす。
少しだけ、春。
こんばんわ。
今日は友達と念願のお店でランチして、お散歩。てくてく。
お散歩してるといろんなことに気づく。
あれ、この店変わったんだ。
清水焼500円やって!!
あ、春だ。
建仁寺を通り抜ける時に見つけた、梅の花。もうすぐそこまで春はきている。
春は、いつも少しだけ緊張する。それはきっと、小さい頃から新学期や進学で新しいことが始まる季節だって刷り込みされてるからかもしれない。それに、終わりの季節でもあるから。
春は、終わりと始まりの季節。喪失感、寂寞、後悔。期待、希望、夢。両方が強く主張する。怖いけど、わくわくする。
私はもうすぐ大学生じゃあなくなる。社会人になる。
自分の選んだ道が果たして正しかったのか。失敗だったのではないか。始まる前から、いつも思う。この別れの季節を日本人が乗り越えられるのは、間違いなく春の美しさと、始まりのおかげだと思う。
梅や桜、牡丹、蒲公英、白詰草。源氏物語では、春を愛する紫の上が秋よりも美しいと語り、枕草子では春は曙が素晴らしいと語る。命が萌えいずるその瞬間から、終わりも始まる。春は、儚い季節である。
だから私はいつも思う。
少しだけ、春でいてください。
儚さも寂しさも、期待も希望も、少しでいい。少しでいいから、どうか春を無事に乗り越えられますように。
梅のほのかな香りが、春を連れてやってきた。
パクチーよりも刺激的で、ココナッツミルクよりも甘く。
こんにちわ。
今日はサークルの先輩と梅田のビアホイというベトナム料理屋さんへ行ってきました。うまうま。チェーというデザートもチャイも最高に美味しかった。
そんなベトナム料理屋さんで聞いたお話は、ベトナム料理のパクチーよりも痺れる辛いお話でした。
……
…
すでに働いてるサークルの先輩は5年間付き合った彼がいたのだが、とつぜん連絡が取れなくなった。何度もLINEし、電話し、メールしたが繋がらない。忙しいのかな、体調悪いのかな、と思っていたら、なんとサークルのOB戦に参加していることが判明。…なら連絡よこせ…!!ここでブチ切れた先輩は別れようとLINEしたが、結局向こうから連絡はなかったのだった。連絡を待ち続けて半年、こうして5年間の恋愛は終わりを告げたのだった。
…
……
え?こんな話あんの?あまりの話に絶句して激辛麺でむせるむせる。マンゴージュースで流し込みながら先輩の彼氏を思い出し、そんな人だったか?と首をかしげた。そしてゲスな考えが頭をよぎった。
先輩は「もう吹っ切れた!」とベトナム炒飯をかきこんでいた。
優しくて姉御肌なかっこいい巨乳な先輩と、賢くてスポーツの出来るおっとりした先輩のカップルは、私たち後輩からしたら素敵なカップルでしかなかった。でもそれは先輩たちがそう見せていただけなのかもしれない。本当はどうだったのか、それは私たち後輩があけてはならないパンドラの匣なのだ。
頭をよぎったゲスな考え。私の持っている情報を整理すると、そうなのではないかと思い始めてきた。
連絡がつかなくなった日と、サークルの新年会。新年会のメンバー。OB戦への参加とマネージャー参加者。そして「今の2回生のマネージャーの先輩、彼氏と分かれてサークルの前のキャプテンと付き合ったらしいんですよ」という後輩からの情報。
先輩の彼氏だった人は、サークルのキャプテンだった。
もちろん、「前の」の「前」がいつのかは知らないし、事実である確証はない。それでも、もしもそうであったら、なんともやるせない。
さよならぐらい、ごめんねぐらい、なぜ言わなかったのだろう。
泣いて、喚いて、迷惑かけて、なぜ固執しなかったのだろう。
見栄も意地も全部、全部ひっくるめて、2人は甘えていたのかもしれない。それぞれお互いがより傷つかないように、真実を言うことも、真実を知ることも避け、相手と自分に甘えた結果が、2人のこの結末なのだろう。
そう思ったら、ココナッツミルクの甘ったるさがあまりにも不自然で重たく感じた。