京都で女子大生していた

大学生してみて気付いた京都を紹介します

オススメ日本文学(近世から近代編)

こんにちわ。
今日はものすごくいいお天気です。散歩したいのにわたしはパソコンたたいてます。

さて。
勝手に日本文学作品を紹介していくこのコーナー(謎にコーナー化)、近世から近代(室町後期から昭和)行きたいと思います!!幅が広いぜ!!

近世
『醒睡笑』
安楽庵策伝の面白ばなし集。たしか、火事かなんかで慌てて妻の手を取ったら全く違う女だった、とゆう話があったような無かったような…

まあ怖い話代表ですよね。ただ、これ怖いだけじゃなくて、情緒ある怖さ。名前もなんとなく好き。「浅芽が宿」が好き。

近松門左衛門も作品はすべて題名が死ぬほど凝ってると思う。これまたインパクト最強。私は近松門左衛門はキャッチコピーの才能があると思う。

これも近松門左衛門。こっちのが有名かな。これは最後のシーンがすごく印象的。実際に浄瑠璃でみるとまた素敵。

子供の頃からお気に入り。単純にワクワクするし。ただ、お姫様と犬が結婚てのはなぁ…まあ、ねぇ…いっか。

近代
『三四郎』
大学生の話なので読みやすかった。夏目漱石の三部作『三四郎』『それから』『門』の中ではダントツ好き。

『夜叉ケ池』
泉鏡花の作品は総じてわかりづらいのだが、これはわかりやすいし、面白い。独特の世界観が好き。暗くて澄んだ山のイメージ。

『みだれ髪』
与謝野晶子の詩は全て情熱的で、ほんとに女らしい。読んでてため息がでる。

『月と手袋』
江戸川乱歩の作品の中でもマイナーだと思う。でもねぇ、もう、ほら、タイトルが。素敵。ね?トリックも簡単な方だし、エログロでもないんで読みやすいです。

『春琴抄』
谷崎潤一郎、すき。これは男の人の書いた文学だなぁという感じ。女だったらこういう展開にしない。だからこそ、感動する。

『ひとりぼっちのあなたに』
寺山修司の、現実なのか夢なのか、区別がつかないお湯の中にいるような、それでいて冷たいような作品。ときどきグサリと刺さります。

『斜陽』
太宰治です。人間失格ヴィヨンの妻は読んでてイライラするけど、斜陽は好き。女のどうしようもない愛とプライドが描かれてていい。
「人間は恋と革命のために生まれてきたのだ」というセリフを、書道の作品として書きました。が、恋も革命もしていない。まだ死ねねぇな。

『貧乏贅沢』
森鴎外の娘の森茉莉のエッセー。これがまた、この人にしか書けない感性。わたしは特にシャボンのエッセーがお気に入り。


とまあ、こんな感じです。もうバリバリ自分の感想なので、そらもう、偏ってます。
これを読んでひとりでも多くの人に素晴らしい文学を知ってもらいたいなと思います。ので、あえてマイナーどころもせめてみた。

…ほんとはもっとエログロとかサブカル臭いのとか大好きなんですけど、それはまたサブカル特集組みたいと思います笑

次回は近現代文学作品いきます。
さらば!